11月26日(月)

普通に起きて朝食。
デッキで朝食をとっていると、少しずつマンサニージョに近づいてきます。
ヨーロッパ風の白や色とりどりの家並みが、山の斜面を埋めています。
寄港地もあとふたつ。
最後はハワイなので、ここが最後の新しい地ということ。
旅もほんとに終盤です。

マンサニージョ!

それから楽器練習。
外に出るまでの1時間を無駄にしないで頑張ります。
でも、今日は集まりが悪いようです。
7階に楽器を持って集まったのは10人足らず。
そりゃそうですよね。メキシコの1日をどう過ごすかで頭が一杯ですよね。

9時45分、ツアーの集合時刻です。
今日はサッカー交流で、若者たちとおじさん一人(自分)、28人のメンバーです。
でも、時間通りに集まったのはおよそ半数。
メキシコ人に勝つために、メキシコ時間を採用しているのかもしれません。
(時間通り来いや!)
でも、9時50分には集まり、支援物資のサッカーボールを持って出発します。
天気は快晴。かなり暑くなることが予想されます。
熱中症になりませんように。

さあ、サッカーするぞ!

港を出発したバスは、20分ほどでサッカーグランドに到着。
バスを降りて中に入ると、地元の高校生チームが拍手でお出迎え。
総勢40人程度のチームですが、半数は女の子です。
さすがサッカー大国、女子にも人気のようです。

バスを降りる日本代表チーム。
メキシコチームのお出迎え。

簡単な挨拶をして、すぐにウォームアップ。
芝生のグランドは、若干の凸凹があるものの、おおむね良好な状態です。
でも、スパイクのない人にとっては滑りやすいかもしれません。
ゴールポストはやや貧弱で、ネットもかなり痛んでいます。
このあたりは日本の中学校の方が良い環境でしょう。

それでも、サッカーの実力が数段上のメキシコです。
きっと素晴らしいプレーを見せてくれるでしょう。
しかも、アンダー17の代表も一人いるとか。
対する我がピースボートチームは、サッカー経験者がチームの大半とはいえ、急造チームでフォーメーションの練習もできず、しかも2ヶ月間ほとんど走っていない状態です。
正直、これで勝ったら奇跡でしょう。

試合前の円陣。勝つ気まんまん!
うーん、相手強すぎ・・・。

試合は30分を2本。
前半は、案の定コテンパンにやられて5対0。
私も5分程度出ましたが、一度相手選手と体当たりして吹っ飛ばされたくらいが見せ場だったでしょうか。(幸い怪我はなし。)

前半終了後、相手校の校長先生の歓迎の言葉、そして写真撮影。

後半は、向こうが女子チームを出してきて、結果は7対0で勝ち。
得点差ではこちらが勝ったことになるのですが、完敗でした。
最後にメキシコ日本の混成チームで25分の親善試合。
こちらは勝敗は関係なくわいわいと楽しみました。

女子チームと日本チーム応援団の交流。

幸いだったのは、前後半ともに力の差がありすぎて、無駄な接触プレーで怪我をする場面がなかったことです。(唯一危なかったのは自分か・・)
最高気温38度を超える中で、熱中症もなく、後味のよい試合になりました。

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サッカーボール贈呈。

試合が終わり、バスで少し移動してレストランへ。
交流相手の高校生も交えてタコス料理をいただきました。
なぜかビールも飲み放題で、4本飲んじゃって・・・。

一部、辛いものあり。

暑い中運動後のビールは、うまい!

でも、向こうの高校生は未成年なのでビールなし。
日本チームも数人十代がいて、そちらもビールなし。
いつもは年の差なんてあまり関係ない船内生活ですが、
若者にとっては十代と二十代の差は大きいのかも。

サッカープレーヤーの名前を出し合って「オー!」と盛り上がる。
言葉は通じなくても、仲良くなれます。
レストランのデッキからまっすぐ海に出られます。

レンストランの後は、浜辺にある民芸市場で買い物休憩。
そこでもビールを1本買って飲み、(2ドル)
港で解散した後もレストランでビールを1本飲み、
スポーツ交流らしからぬ多量のアルコール摂取でツアーは終わりました。

お土産物やさん。
有名なビーチリゾートらしく、ホテルも立ち並びます。

港では、夕方から「メキシコ・日本交流フェスティバル」が行われます。

ピースボートの寄港を記念して、船内では「被爆者の生の声を聞く会」が開かれ、現地の高校生や大学生が500人ほど参加したそうです。港では特設会場でメキシコと日本の出し物の披露や、日本文化紹介コーナーが開設され、多くのメキシコ人が集まりました。
それにしても、メキシコダンサーのサルサは、神業でした。船内で講習が開かれているサルサと同じものとはとても思えません。ダンスも、奥が深いですね。(いえ、極めようと思ってはおりませんが。)

交流フェスティバルで書道披露。
メキシコの歌手?
日本からよさこいソーランを披露。
サルサダンサー。神でした。
暗くなった。そろそろ船に戻ろう。

メキシコのマンサニージョは、リゾート地として数日滞在してもいいなと思える、明るい雰囲気の街でした。

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